6月の花嫁、ジューンブライド・・・
誰でも一度は聞いたことのあるフレーズではないでしょうか?
でも、なぜ6月なんでしょう?
いつから、その由来が伝えられてきたのでしょう?
今回はジューンブライドについて紐解いていきましょう。
1.女神JUNO説
2.気候・季節説
3.結婚解禁説
4.日本では梅雨時期
5.この季節だからこそ!の結婚式会場
6.合わせたいお花
7.まとめ
ジューンブライドとは、直訳すれば「6月の花嫁」。
欧米では古くから6月に結婚すると、生涯幸せな結婚生活ができるという言い伝えがあります。
それにはどんな言い伝えがあるのか、ご紹介いたします。
1.女神JUNO説
6月は結婚や女性の権利を守護する「JUNO(ユノ)」の月。
ギリシャ神話の主神ゼウスのお妃であるJuno(ユノ)という女神様は、結婚・出産を司る女神様です。
Juno(ユノ)が守護する月は6月(June)であることから、6月に結婚することをジューンブライドと言うようになりました。
英語で6月がJuneなのも、Juno(ユノ)が守護している月が6月のためです。
このJuno(ユノ)は、ギリシャ神話では【ヘラ】という名前で出てきます。
ヘラは、ギリシャ神話の中で”最高位の女神”とされています。
ヘラは全能の神ゼウスの妻ですが、浮気性の夫ゼウスが、他の女神や地上の女性にほんのちょっとでも思いを寄せると大変です!
愛人にことごとく復讐し、相手やその子どもにまで嫌がらせをする嫉妬深い女神様なのです。
ヘラ・・・強すぎますね^^;
浮気性のゼウスがいけないんですけどね!!
それだけヘラはゼウスを愛し、またゼウスはヘラが1番だったのでしょう。
2.気候・季節説
欧米は日本と違って比較的6月は雨が少なく、6月は1年の中で最も晴天が多い月なので、結婚式をするのに適していると言われています。
せっかくの結婚式ですから、晴れの日がいいですよね!
天気のいい日には、真っ白なウェでイングドレスも映えて綺麗です!
また、春はキリスト教の「復活祭(イースター)」が行われる月でもあるため、ヨーロッパ全土がお祝いムードになり、
多くの人から祝福される「6月の花嫁」は幸せになれるだろうという言い伝えです。
イタリアでは「Sposa di guigno(6月の花嫁)」という言葉があり、6月に挙式を行うと幸せになれると言われています。
3.結婚解禁説
今からずっと前のヨーロッパでは、農作業の妨げとなることから、3月から5月に結婚するのを禁止されていました。
そのため、結婚が解禁となる6月に結婚式を挙げるカップルが多かったので、多くの人から祝福されることもあり、
6月の花嫁は幸せになれるだろうと言われています。
ようやく結婚できる!と皆々が歓喜に沸いていたことでしょう!
4.日本では梅雨時期
6月といえば、日本は梅雨の時季です。結婚式に適した時季・・・とはなかなか言えません。
実際、この時季に結婚式を挙げるカップルは少なかったそうです。そこで、閑散期になんとか集客をと考えた結婚式場関係者が
欧米の言い伝えを“輸入”したのが、日本にジューンブライドが根づいた理由とも言われています。
もちろん今現在、ジューンブライドに憧れて6月に結婚式を行うカップルは、日本にもたくさんいます。
もし万が一にでも結婚式当日が雨になった場合を考えて、装飾をより一層華やかにするとか、
天気が気にならないナイトウエディングにするなど工夫するのも手です。
絶対明るい昼間に太陽を浴びて結婚式をしたい!!!
とお考えの場合は、思い切って南の島でリゾートウェディングもいいですね!
5.この季節だからこそ!の結婚式会場
今、結婚式場で人気なのが「アトリウムウェディング」です。
アトリウムとは、ガラスやアクリルパネルなど、光を通す材質の屋根で覆われた大規模な空間のことです。
降り注ぐ優しい光が花嫁さまを包み込むガラス張りのチャペルがあったり、最近では様々な会場があります。
レストランやホテルロビー等の吹き抜けのアトリウムなどに祭壇を設けて行う開放感のある挙式スタイルと、
また偶然にも会場の前を通りかかった一般のお客様も往来するパブリックな場所なので、
非常に多くの人に見守られながら結婚式できるとあって、人気急上昇中のウェディングスタイルです。
4面がガラス張りになった全天候型アトリウムで季節や天候を気にせず、フラワーシャワーやブーケトスなど
あこがれの演出が叶えられる式場も多くなっています。
そういったアクアリウムを活かした式場は、梅雨時期だからこそ利用するのもアリだと思います。
6.合わせたいお花
ジューンブライドに合わせるお花として、代表されるのはアジサイです。
当店ではハイドレンジアと呼んでいます。
花言葉は【移り気・浮気・冷淡・家族団欒・辛抱強い愛情・元気な女性】。
これは「紫陽花の色が変化する特徴から生まれた言葉」だと言われています。
マイナスなイメージの言葉にドキッとしてしまいますが、ここはプラスに変換しましょう!
紫陽花は土壌の性質や成長に合わせて、色が変化していく花なんです。
色が移ろっていく姿を、心が変わっていく様に重ね合わせたんですね。
単なる心変わりや浮気というよりは、「より美しくなるために色が変わっていく」という考えもあります。
最近では、家族団欒や辛抱強い愛情という言葉は、これから新しい未来を築いていくお2人にぴったりな言葉なので、
装花として使われることが多くなりました。
それでも意味が気になる方は、披露宴などで司会の方に良いイメージの花言葉を読んでもらうのもいいと思います。
ナチュラル系はこちらから>>>
次にブーケやウェルカムボードによく使われるのがバラです。
バラはオールシーズン手に入れやすいお花の一つであり、種類も豊富です。
花言葉もたくさんあるので、代表的なのをご紹介します。
●赤色・・・・・情熱、美貌、あなたを愛する
●黄色・・・・・平和、愛の告白、友情
●ピンク・・・・温かい心、恋の誓い、かわいい人、美しい少女
●白色・・・・・尊敬、純潔、清純
●オレンジ・・・無邪気、魅惑、絆、信頼
●グリーン・・・穏やか、希望を持ちえる
●紫色・・・・・誇り、気品、尊敬
●青色・・・・・神の祝福、喝采、奇跡
色によって、様々な花言葉がありますねー!
デコプラスウェディングでは使いやすいサイズのプチローズをいろんなお色で揃えております。
7.まとめ
様々な言い伝えのあるジューン・ブライド。
会場やお花、6月の梅雨時季だからって嫌なことばかりじゃないんですよ。
ハッピーな言い伝えの多い6月に結婚式をする人が多いのも、納得の理由ですね♪