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リリジュエル実験の続きです。失敗の方が多い今回の実験ですが、ぜひ読んでみてください。
再度浮かせた不思議なのを作ろう!と意気込み、一番大きいシリコンキューブにリリジュエル液を投入いたしましたら、なぜか今までにないくらい泡が出ました。しかも見た目もドロっとしております。静かにポコポコと泡が上がってきた感じ。この泡の硬化が早くて、泡をつぶすことができませんでした。
そして今回は前回とは違う現象が!1回目が硬化してから2回目を上のギリギリまで投入してしばらくすると、めっちゃくちゃ熱い!シリコンの近くに手を近づけてもわかるくらい熱くなったんです。カッターマットを敷いて作業してましたが、そのマットが少し変形するほどに熱くなりました。
「エポキシ樹脂は主剤と硬化剤、2種類の液を混ぜたときの化学反応で硬化します」と説明書にも記載がありましたが、この化学反応によって起こった現象でしょうか。あと、作る量が多すぎたのかもしれません。
2回目を入れてから次の日。こんな固まり方をしました。
なぜか四つ角が丸い。。。多少の伸縮は何回も確認してたのですが、この変化はちょっと驚き。ちょっと多めくらいが完全に硬化したときフラットになってたので、その容量でやったらこの結果です。
外してみました・・・角!!!!!!!そしてナニこの泡!!!!!!!
上からは泡で物が見えない・・・ニゲラをセットする前に全体にリリジュエル液を流し込んだはずなのに・・・
ニゲラがねっとりと独り言を呟いている・・・
例の四つ角も丸みを帯びて硬化。角がある状態で硬化するとけっこう鋭利ではあるんですけど、これは想定外なので失敗です。
沿ってまで空気入りまくり!そして途中で2度目の投入しましたよ!とわかりすぎる線!完全なる透明感を出そうと試みたけど失敗!
アーティフィシャルフラワーで作ったこちらも、花材から泡は出ないけども、線はくっきり。透明度を出すってとっても難しいですね。
膜が張った状態で硬化。なんとも不思議で想定外な現象が何度も出てきます。
三度目の正直的な・・・懲りずにまた大きいキューブでやってみました・・・泡の出方が1番ド派手!!!リリジュエル液を投入するたびに、泡の立ち方が違いました。1番上の段はすごく透明、順番的には1番最後リリジュエル液を投入。上から2段目は何から出た泡がわからないけどぶくぶく。1番下は側面に細かい泡が多数でした。
しゅわしゅわ・・・
泡に関してはやはり花材に含まれている空気が多いことが原因だろうと推測します。泡が出ないようにリリジュエル液を花材に前もってつけてたとしても、1液と2液を混ぜた時点で硬化は始まるので、花材から空気を完全に取り除くのは難しいと、実際にやってみて思いました。
次に、ハーバリウムの時みたいに色で不思議に思うことも起こりました。
ネイビーのピラミッドアジサイを入れて硬化したら色が完全に抜けました。グレイっぽい色。アンティークっぽくて、これはこれでありかなと。
この色の変化もプリザーブドフラワーで着色してある染料とリリジュエル液に起こる化学反応なのでしょうか。この色が抜けます!というのは言い切れませんが、こちらのネイビーはこのような結果でした。
さて、長々と実験模様を書きましたが、ほぼ失敗という恥ずかしい結果です。でも完全に固めるという面白い商品なので、ぜひやってみてほしいと思います。ネットなどで見てると、クリアで綺麗に仕上げてらっしゃる方も多くてすごいなあと思います!
~注意点~
・喚起はしっかりしましょう!
・手袋は必須!
・片付けはウェットティッシュで!
この3点は作業をしてて特に大事だなと思った注意点です。怠ると私のような失敗をするかもしれません。
リリジュエル液はオンラインショップで販売未定ですが、在庫がある限り店頭にてお受けしておりますので、ご興味のある方はご来店くださいませ!